全国各地でにぎわうマルシェイベント。マルシェとはフランス語で「marché」と書き、「市場」を意味する言葉です。ここ日本では、そこでしか手に入らないものが買える楽しいお買い物イベントとして人気ですね。
買う側も売る側も楽しいマルシェ、勇気を出してマルシェ出店の一歩を踏み出したあなた、おめでとうございます!が、思っていたのと違って全然売れなかった…、そんなご経験をされた方も多いのではないでしょうか。先ずは多くの方に立ち止まって頂けることが大切。商品をただ並べるだけでなく、ディスプレイ方法の見直しから始めましょう。
何はともあれアイキャッチ
通常マルシェは各出店ブースの使用面積が決められているもの。従って、1店舗1店舗は個性あふれるお店でも、来場した時のぱっと見はどこも同じように見えてしまいます。そこで、いかに来場者の目に留まるか、が一つ目のキーになります。商品のイメージに合った写真や大きなポスターを掲示する、大きなぬいぐるみに店番をさせる、それだけでも随分と印象が変わりますよ♡ 昨今は、CANVAなど無料で簡単に使える画像加工ツールもあり、ポスター自作のハードルも下がっています。自分らしいアイキャッチアイテムをご準備くださいね。
置くもの、掛けるもの、商品に適した什器を選ぼう
商品を並べる際の基本はテーブルに置く方法。食品や小物等はもちろん平置きのディスプレイになりますが、洋服やバッグ、ストール等掛けられるアイテムは積極的に掛けて見せましょう。キレイに畳んで並べるディスプレイも素敵ですが、キレイに置かれすぎると広げるのに躊躇して来場者の手が出ないことも。掛けられるものはハンガーラック等を積極的に活用して、気軽に見て頂けるよう&遠くからも視界に入るようにしてみましょう。展示什器そのものが斜めに作られていて、商品を斜めに見せることのできる什器の活用もオススメです。ディスプレイ機器は複数使用する場合、プラスティック製か木製か、材質を統一することで雰囲気のちぐはぐさを無くしましょう。

上下の法則、左右の法則を活用しよう
日本人の右利きの割合は約90%。従って、パッと手を伸ばされやすいのは右側。右側にオススメ品を並べてみましょう。展示什器で3段ラックを活用される場合は、同様に手を伸ばしやすいという観点から真ん中にオススメ品をレイアウトしてみてくださいね。
高さは重要
小物類や食品は置いて平面に置いてディスプレイが基本。そのため、少し距離があると何が並べられているかわかりません。アクセサリーやキーホルダー類はコルクボードに留めて立て掛ける、布小物類はかごを活かして立ててディスプレイする、食品は卓上で使用できるミニ棚を活用するなど、上へ上へを意識したディスプレイにしましょう。商品の性質上高さを出すのは難しい、というのであれば、POPやデコレーションで存在感をアップしましょう。
余談ですが、風がとても強い日に開催された屋外マルシェで、テーブルに並べられたヘアゴムやイヤリングが風に飛ばされてしまった場面に遭遇したことがあります。小さなものはボードに留めるor卓上ホルダーに掛けるのは、高さを出すだけでなく強風対策にもなるかもしれません(ディスプレイ機器そのものの固定をお忘れなく)。
まとめ
今回は、ディスプレイの側面からマルシェで売るための売り場づくりのポイントをお伝えしました。いかがでしょうか。
売れるためには、先ずは来場者に足を止めていただくこと。
- 来場者に立ち止まってもらうアイキャッチを準備する
- 商品に適した展示什器選び 掛けられるアイテムは掛けて見せる
- 左右の法則&上下の法則 お客さまはどこに手を伸ばしやすいか、を意識してレイアウト
- 高さを出して、お客さまに見やすく&他より目立つ、を追求
自分らしいディスプレイを構築して、マルシェの中で光る魅力ある売り場作りを目指しましょう!

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