小学校4年生からプログラミング学習が必修化されましたね。
塾に通わせたり、オンラインスクールで学習したりと、様々な学習方法があると思いますが、
3歳からプログラミングの基礎を学べる
としたら、すごくないですか?
実は、とある教育概念を用いる事で、3歳から遊びながらプログラミング学習ができるようになります。
その教育概念を、木育 といいます。
木育とプログラミング
木育について
「木育」とは、2004年(平成16年)9月に北海道庁が主導となり発足された、『木育(もくいく)』プロジェクトから提案された新しい教育概念となります。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
プログラミングと木育について
プログラミング学習で使う木育の概念はたった1つだけ。
自分でほしいものは自分で考えて作る
これが、木育とプログラミングを結びつける重要な考え方になります。
この考え方を学ぶことで、木育本来の概念である、環境をまもり心を豊かにするというだけではなく、小さな頃から自然と「自ら考える力・行動する力」を育むことができるのです。
そして、この 『自分でほしいものは自分で考えて作る』 という考えこそ、プログラミングの基本的思考へとつながっているのです。
プログラミングと木育の共通点
プログラミングの考え方

1.完成図を考える
2.設計をし、画像などの素材を集め、下準備をする
3.プログラミング用語を使いプログラムを作成する(コーディング)
4.プログラム内のバグを見つけ出し、正常に動作するように組み立て改善していく(デバッグ)
5.プログラムの完成
プログラミングの考え方・流れは上記の通りとなります。
プログラミングとは、コンピューターに対し順番に指示をすることによって、指示した動きをコンピューターにさせる一連の流れのことをいいます。
私たちが日常的に使用している様々なものにプログラミングは使用されています。
では木育はどうでしょうか?
工作やDIYで表してみましょう。
木育の考え方

1.作りたいものを考える
2.作りたいものにはどんな材料が必要か考え、必要な木材・道具を集めていく
3.組立
4.組みなおし
5.完成
プログラミングと木育の考え方について
いかがでしたか⁇
プログラミングと木育は、考え方が同じということにお気づきになられたのではないでしょうか。
どちらもゴール(完成形)をはじめに設定し、何が必要なのか考え素材集めをし、組立・組みなおし、ゴール(完成)となります。
そしてこの考え方こそ、小学校4年生から必修化されたプログラミング学習で備わってほしいとされているプログラミングの基本的思考となります。
工作やDIYの他にも、LEGOやマインクラフトなど、この木育・プログラミングの基本的思考を使用し、楽しく遊びながら学び感じていくものはあります。
しかし、LEGOやマインクラフトでは、誤飲の危険性や視力低下も危惧されることと思います。
そんな中、上記のような心配もなく、小さな子でも安心して楽しく基本的な考え方を学ぶことができるもの。
それはつみき遊びです。
つみきを使った実践方法
先ほどお話しさせていただいた木育・プログラミングの考え方を使い、お子様と一緒に楽しくつみき遊びをしてみてはいかがでしょうか。
実践方法は下記の通りです。

1.積み木を使って作れる作品を何枚か絵にしておく
2.その絵の中から好きな絵ををお子さんに選んでもらう
3.作りたいものにはどんなつみきが必要か考え、必要な形を選び集める
4.組立
5.組みなおし
6.完成
このつみき遊びをすることで、お子さんは完成させるためにはどんなつみきが必要か自分で考え、選び、組み立てていきます。
そして、時には組みなおし試行錯誤されることでしょう。
その後、完成させることができ、喜びや達成感、さらには自己肯定感へと繋がっていくこととなります。
このつみき遊びを何度も重ねていくことで、お子さんは自分で考え行動する力を自然と楽ししく育んでいくことができます。

いつ始めても遅くないわね。
くま太にも楽しく学べるつみき遊びで、この考え方を身につけてほしいわ。
自分で考えて行動する。
当たり前かもしれないけれど、難しいことかもしれないわね。
また積み木には、"はじめてのおもちゃ(ファーストトイ)"としても、とてもおすすめな理由がたくさんあります。
詳しくは、また次回お話しさせていただきます。
まとめ
プログラミングの基本的な考え方を、小さなうちから安心安全に楽しく学ぶ方法は木育にありました。
木育を使用することで、誤飲や視力低下のを危惧することなく、小さなうちから楽しく安心して学ぶことができます。
そして、お子さんの考える力、自分で作り出す・行動する力へとつながるのです。
さらに、本物の木を使い木と触れることで、五感を養うことも可能となります。
是非この機会に、木育を使用し、お子さんの潜在的な力を引きだしてみてはいかがでしょうか?

親子で楽しく遊びながらできる。
そんな素晴らしいことってなかなかないよね。
親子時間に是非取り入れてみてほしいな。
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