木工屋さんが解説！！DIYで使用するときにおすすめな木材・SPF材について

ホームセンターや、資材館などでよく見かける木材といえばSPF材です。

SPF材は、材質的にも価格的にもとても扱いやすく、DIYを始められる方にとってはとてもおすすめの木材といえるでしょう。

今回はそんなSPF材についてご紹介いたします。

3つの木の種類からなるSPF材

SPF（エスピーエフ）材は1つの木の名前ではなく、

の3種類の木の頭文字をとってSPF材と呼ばれています。

北米産の針葉樹しんようじゅから切り出されており、成長が早いため軽く柔らかく加工しやすいのが特徴です。

SPF材は、木材の中でも比較的に柔らかく軽いため、日本の檜ひのきと杉の中間ほどの材質が特徴となります。

SPF材が一般的に知られる様になったのは一般建築用資材に用いられていることからでした。

SPF材を用いた建築工法を、2×4(ツーバイフォー)工法といわれており、「ツーバイ材」などと一般的に呼ばれています。

「1×4」「2×6」「2×8」などインチ単位での規格化がされています。

そのため、以前は業者の方々から使用される事が多かったSPF材ですが、昨今のDIYブームによりホームセンターなどでの取り扱いも多く、価格もお手頃なため気軽に購入が出来るため、近年ではDIYをする際、非常に重宝されている木材となりました。

入手が簡単なのが一番のメリットといえます。

規格化され大量に生産されているため、ホームセンターなどで簡単に入手する事ができます。

ホームセンターで販売されている多くの場合は、表面も仕上がっておりサイズ通りにカットもしてくれるため、工具を新たに購入することも切断で失敗してしまうこともありません。

また、材質が加工しやすく軽いためとても扱いやすく、釘打ちを失敗してしまうリスクも低くなります。

その点もメリットといえるでしょう。

柔らかく虫に好まれやすいため虫に食われて腐りやすくなってしまいます。

また、耐水性も低いため、そのままでは耐久性が低く屋外の使用はお勧めできません。

屋外で使用する際には、必ず防腐処理をしてから使用するようにしましょう。

今回はSPF材（スプルース・パイン・ファーの3つの木）についてご紹介させていただきました。

2×４（ツーバイフォー）工法による一般建築用資材に用いられていることから広まったSPF材ですが、近年ではDIYの材料として非常に重宝される木材となりました。

入手しやすく軽く柔らかいため扱いやすい反面、虫に好まれてしまったり耐水性が弱いのも特徴です。

そんなデメリットもあるSPF材ですが用途を考えて使用すればとても扱いやすくメリットの大きな木材だといえます。

是非皆さんもSPF材を用いて様々なDIYを楽しんでみてはいかがでしょうか？