DIYを始めようと思いホームセンターに木材を下見に行くと、2×4(ツーバーフォー)材と記載され販売されているものを見つけるかと思います。
大工さんや建具屋さん、建設業の方でない限り、日常生活であまり耳にしない2×4(ツー・バイ・フォー)。
今回はそんな2×4(ツー バー フォー)材についてご紹介いたします。
2×4材とは
2×4工法という、アメリカ型の建築工法で使用される木材のことを2×4(ツーバイフォー)材といいます。
2×4工法とは、別名・木造枠組壁工法 と呼ばれ、明治初期・北海道にて導入された、壁や面を組み上げながら建築する工法のことを指します。
2×4工法が導入される以前は、日本では梁や柱、筋交いなどを使用し建築する工法( 木造軸組工法 )で建築していました。
今では、木造住宅は大きく「木造軸組工法」と「2×4(ツーバイフォー)工法」の2つに分けられます。
木造軸組工法と比べ、2×4工法は部材や施工方法がシステム化されているためコストや工期が抑えやすいことから、ハウスメーカーを中心に全国へ広がりました。
2×4材の名前の由来
2×4(ツーバイフォー)材の名前の由来は、厚さが2インチ、幅が4インチであることからきています。
インチをミリメートルに変換すると、1インチ25.4mmであることから、厚さは50.8mm、幅は101.6mmとなります。
実際は乾燥の工程上、厚さが約1.5インチ(38.1mm)、幅が約3.5インチ(88.9mm)で規格化されています。
2×4(ツーバイフォー)の他にも2×6(ツーバイシックス)や2×8(ツーバイエイト)などの規格もあります。
どの規格も2×4(ツーバイフォー)工法の中で使われています。
これらをまとめて、2×(ツーバイ)材と呼びます。
サイズについて
先ほどもお話しさせていただいた通り、2×(ツーバイ)材の規格には、2×4以外にもさまざまあります。
規格・サイズにつきましては下記の表の通りとなります。
規格 | 読み方 | 型式 | 木口寸法 厚さ×幅(mm) |
2×2 | ツーバイツー | 202 | 38×38mm |
2×3 | ツーバイスリー | 203 | 38×63mm |
2×4 | ツーバイフォー | 204 | 38×89mm |
2×6 | ツーバイシックス | 206 | 38×140mm |
2×8 | ツーバイエイト | 208 | 38×184mm |
2×10 | ツーバイテン | 210 | 38×235mm |
2×12 | ツーバイトュエルブ | 212 | 38×286mm |
長さ(F/フィート) | (m/メートル) |
3F | 約910m |
6F | 約1,830m |
8F | 約2,440m |
10F | 約3,050m |
12F | 約3,660m |
14F | 約4,270m |
16F | 約4,880m |
18F | 約5,490m |
20F | 約6,100m |
長さをあらわす単位のF(フィート)は1F(フィート)・30.48cmとなるため、フィート数に約30をかけるとおおよそのメートル数を表せます。
※乾燥で縮むことは考慮していません。
ホームセンターでは主に2×4~2×10の12Fまでを取り扱っていることが多いです。
この他にも、1×(ワンバイ)材といい、高さが19mmの規格も同時においていることが多いです。
また、ホームセンターの木材加工コーナーでは、木材のカットもできます。
1回につき数十円程度で、店員さんがきれいに手際よく行ってくれます。
店員さんに頼むことで、寸法間違えなどの失敗も少なくなります。
木材の失敗しない選び方についてはこちらの記事を参考にしてください。
まとめ
今回は、2×4材について説明させていただきました。
2×4材とは、2×4工法で使用される材料のことを指します。
この他にも、2×6材や2×8材など2×4(ツーバイフォー)工法の中で使われている規格があります。
これらすべてをまとめて2×(ツーバイ)材といいます。
また、ホームセンターにてよく取り扱いのある2×材は、2×4~2×10の12Fまでとなります。
詳しいサイズ表記はサイズについてをご確認ください。
木材コーナーではサイズを伝えてカットしていただくことも可能です。
これから木材を使用してDIYを始められる方のご参考になれば幸いです。
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