OITSU MOKKOU Forest 椅子づくりプロジェクト
- 遊ぶ、学ぶ、もっと楽しむ -
プロジェクトの理念
日本の森林資源を活用することで日本の森を守りたい、その想いから生まれたプロジェクトです。
三河地方の木材が積極的に利用される地域社会構築のために
豊橋技術化科学大学・水谷研究所 / 株式会社サイエンスクリエイト
ならびに、私たち老津木工が取り組んできたプロジェクトです。
2016年度に愛知県豊橋市から「次世代ものづくり研究開発促進事業補助金」を受け、デジタル工作機器を積極的に利用する
「デジタルファブリケーション」と呼ばれるものづくり技術の復旧を目的に製品作りがスタートしました。
POMchair
POMchair(ポムチェアー) とは、愛知県豊根村の間伐杉材を活用した自分で組み立てる木製チェアーです。
丸みを帯びた柔らかなフォルム、木のぬくもりのみならず
本格的に組み立てる工程もまるごと楽しんで頂きたいという想いから、組み立てキットをご用意しています。
子どもにも大人にも、モノ作りの楽しさを
デジタル化が進んだ昨今、作って直すが当たり前の昔と違い、子どもも大人もモノ作りから遠ざかっています。
POMchairを組み立てる過程を通して、上質な素材に触れつつモノを作り上げる達成感を提供したいと考えています。
目指すのは無意識の貢献
使用されている材料は愛知県豊根村の間伐材。
弊社製品をお手に取っていただくことにより、お客様は意識することなく日本の森林保全に貢献することになります
暮らしに木を取り入れる
木製品で癒しの空間づくりを
日本を代表する木のひとつである杉の学名は「日本の財産」
「日本の財産」を生活の中に取り入れ、暮らしの中で木の持つ心地よさを五感で感じていただけるよう啓蒙していきます。
森の恵みの周知
木材資源の生産はもちろん、生き物の住処であり温暖化防止の役割も担っている森。
森の有する多面的役割と大切さを、弊社製品を通じて紹介します。
日本は国土面積の3分の2を森林が占めていて、世界でも有数の森林大国と呼ばれています。
過去50年間、この森林面積の増減はほとんどありません。
この数値だけ見ると、日本は自然豊かな国、なんの問題もないように見受けられます。
しかしながら、森林面積が変わらない一方で、増え続けている物もあります。
それは「森林備蓄」です。
つまり、森林伐採が十分にされず、使える資源が余剰として蓄積されているということです。
価格が安い外材に押されて、国産材の使用率は20%にとどまっています。
森林備蓄が増え続ける、つまり十分な森林伐採が行われないとどうなるか。
酸素を大量に放出する若い木と比較して、年老いた木は二酸化炭素の排出が多くなります。地球温暖化防止機能が薄れてしまうのです。
また、特に人工林は効率的に木を密集させて植林されています。伐採、間伐が適切に行われないと、土壌が痩せ保水力が弱まって、結果、土砂災害を引き起こしやすくなります。
これらの対策として、国内材の活用推進が強く求められています。
このプロジェクトを通して得られる学び
木や森とのかかわり
国内の森林の現状について知っていただくこと、木のぬくもりに触れ楽しんでいただくこと、生活空間に木を取り入れていただくことは、国内の豊かな森林資源を守る大きな一歩です。
モノづくりの楽しさと達成感
作って終わりにならない、永く使い続けられるモノを完成させることで
【モノづくりの魅力】【自分で作り上げたものを使う嬉しさ】
を提供します。
個性をデザインに
丸みを帯びたシンプルなフォルムは、そのまま素材を生かすだけでなく、色を塗布したり刻印を入れるなど、自分だけのアレンジを考え工夫して加えるのも楽しいデザインです。
プロジェクトの参加方法は3つ
愛知県豊橋市を中心に不定期でワークショップを開催しています。
ご希望の団体さまには、8脚以上一括ご購入価格にてワークショップツールとして販売しています。
組み立てキットをご用意しています。素材は日本国産材、
のこぎりや釘を使用しないので、屋内でも手軽に本格的な椅子作りが楽しめます。
お店やご自宅等、暮らしにすぐ木のぬくもりを取り入れたい方には、
多彩なカラーバリエーションの完成品もご用意しています。